10時頃起床。音楽を聴いたりうつわを眺めたりして過ごす。
最近は金井悠さんのうつわに夢中だけど買える所なく個展待機状態。土を幾層にも薄く重ね削り出すことで出来る煙の様な斑紋、液体の動きではない断層が美しい。
ジムに行って腕、背中、脚を鍛える。
シャワーを浴びてCRASHBUILD TATTOOに向かう。
14時過ぎ到着。今日から新しいスタジオで施術する。
新スタジオはモルタルでシームレスに統一され開けていた。
俺の他に2組お客さんがいたけど外国の方で、1組は4人家族で父親がタトゥーを入れるのを母娘息子が見守るスタイル。デザインも来店即決めててカッコいいな‥など思う。
担当彫師のＷさんとiPadを使い新しいタトゥーのデザインを相談。もう少しデザインを練って次回入れようと話す。
そのまま腕と胸のタトゥーを色揚し、胸の少し淡くなったマーブリングを後から入れた腕の青いタトゥーと色を合わせてもらった。統一感が出てかなり良い‥
色揚は色のさめた染物を鮮明にすることで入墨にも言うが着物に使う用語らしい。
5月に規制が緩和したら外国人客が増えるかもしれない、心は4重同心円構造で核の「気質」は変えられないが役割的性格、習慣的性格は変えることができる、など施術中に話す。
1回目の色揚なので料金はいらないと言われるも5千円と開店祝いを渡し辞去する。
シールとかステッカー等もっと喜捨できるものが買えればいいけど、作品を入れてもらうことが1番いいんだろうな、など思う。
暑くなる前に新しいタトゥーいけるかな‥など考える。
俺は貞実でいたくてもいられないのでこうありたいという精神で肉体を支配したい。なんて思い今回は「精神と肉体」をテーマにスポーティーな感じでと相談した。
タトゥーの意味なんて自分にしかわからないけど、こっそりと俺はこんな人間でこんな思想なんだと体現している実感がある。
医療保険に入りにくかったり、銭湯に入れなくなるよりよっぽど意義があると思った。
誰に見せるわけでもなく、意味を持った体で生きていける。
20時頃帰宅。Kから家に行っていいかと連絡が来ていたので了承。
寝室の鏡前でバックすると鍛えてる人や胸やスタイルに自信のある人だとのってくるし自信の無い人だと恥じらうな、など思う。Ｋは前者でかなり楽しめた。
よかったので事後自慰してシャワーへ向かう。Kはすぐに眠っていた。22時過ぎにTが帰って来たので少し待ってもらう。
Kが帰った後Tから別れた後だから言えるけど、と俺のスマホを隠れて見ていたと聞いた。
俺のことが全てわかったと言われて言葉がない。実は知っていたけど、実は黙っていたけど、今だから言えることだと口に出された時、関係性が落ちたと感じる。腑に落ちる感触に頭が氷解してぬるくなる。
無自覚か俺の見当違いかわからないけどそう言う理由は一矢報いようというものじゃないのか?一緒にいたら駄目だ!と俺の少ない理性がそういっているのに、この関係をもうしばらく続けようと口が話を運んでしまう。
ここまで来ても俺は本当の所は言えなかった。自分を偽らないでいたい。何も誤魔化さず、誰にも責められることなく正直に生きたい。
喋っていると嘘をついて誤魔化すことで自分が落ち着いていくのがわかって悔しかった。
アイスを分け合って食べて2時頃就寝。
